「令和6年度年間営業実績値」に関するアンケートを全国キャンプ場に向けて実施。ご回答いただいたデータを集計し、概要をまとめました。
■調査概要
- 目的:全国キャンプ場の令和6年度年間営業実績値
- 実施期間:4月1日〜4月20日
- 対象:全国のキャンプ場(公設および民間のキャンプ場)
- 配布先:約900カ所(メルマガ:「JACビジネスレポート」に登録のキャンプ場)
- 回答方法:Webフォームによるインターネット回答
- 回答数:121キャンプ場(公設71、民間50)
令和6年度キャンプ場経営データ分析
概要
本データ分析では、全国のキャンプ場の経営状況を運営形態(公設・民間)や地方区分ごとに比較分析しています。 データソースは令和6年度の実績データに基づいており、利用実績と収益性指標を中心に可視化しています。
各グラフでは、公設・民間の比較および地方区分ごとの比較を一目で確認できるようにしています。
最新の利用実績データと収益性指標データを反映し、全国平均および地域ごとの傾向を明らかにしています。
※それぞれのタブを押すことでグラフが切り替わります。
年間利用実績指標
収益性指標
※回答母数の少ないエリアによって極端な値が一部表れている場合があります。あくまで参考資料とご理解いただき、ご容赦ください。
データ分析総括
- 公設と民間のキャンプ場では、民間の方が売上金額、利用人数、利用組数において優れている傾向があります。
- ADR(1区画平均単価)は民間施設の方が高く設定されており、収益性を重視した運営が見られます。
- 営業稼働率は民間施設の方が高く、年間を通じた安定した運営が実現されています。
- RevPER値(収益性指標)においても民間施設が公設施設を上回っており、効率的な経営が行われていることが示唆されます。
- スタッフ一人当たりの売上は民間施設の方が高く、人的リソースの効率的な活用が行われています。
2025年ゴールデンウイーク予約進捗状況

2025年のGW予約進捗状況は、2019年(コロナ前)と比較して、約2割がすでに当時を上回ると回答。半数以上のキャンプ場で予約率が2019年対比8割以上ということで、一時のコロナ不況や過熱ぶりも落ち着いていた様子が伺える。
令和7年度の見通しや各キャンプ場の方針に関しては次月5月号に掲載予定です。
集計報告:日本オートキャンプ協会事務局 編集部