JAC指導者が東京都小金井市で「はじめてのソロキャンプ講座」開催

JAC指導者が東京都小金井市で「はじめてのソロキャンプ講座」開催

6/4(日)に東京都小金井市の小金井市役所貫井南分館にて成人学校「はじめてのソロキャンプ講座」を開催いたしました。
簡易ですが、開催報告をさせて頂きます。

担当はメイン講師木村・サブ講師芹江さんが務めさせて頂きました。
私が愛知県在住ということで、事前に3~4回ほど、WEBミーティングや電話で講習の打ち合わせを致しました。芹江さんには事前に現地の確認等も行って頂きました。
私は普段、小売、企画製造でアウトドア関連の仕事を行っており、芹江さんは普段からソロキャンプ、ファミリーキャンプを楽しむリアルキャンパーという事で、それぞれ異なる観点での講習が行えた点は参加者の方にとっても、とても良かったと思います。

講習には20代~70代の幅広い年齢層で、定員の20名を超える21名に参加頂きました。
早期に定数以上の応募があったと聞いております。構成は40代以上が大半です。

◼️講習内容は

  1. アイスブレイク・自己紹介
  2. キャンプの楽しみ方
  3. キャンプ場の選び方
  4. キャンプ道具の選び方
  5. 季節に応じたおすすめアイテム
  6. テント設営実践(野外にて)
  7. キャンプのマナー、時事ニュース

上記の座学、実技を交えて開催いたしました。

◾️1~3パート

1~3のパートは芹江さんの担当でした。
アイスブレイクでは、「ソロキャンプでやりたいこと」をお題とし、芹江さんの素晴らしい音頭により、自己紹介を行いました。
参加者同士の会話が盛り上がり、良い空気で講習をスタートできました。リアルキャンパーとして、ご自身の経験を踏まえ、よりリアルなキャンプシーンのお話をして頂きました。

特に1日の過ごし方のタイムスケジュールは、
夜も朝も早い独特のキャンプ場での過ごし方に驚かれていると共に、朝日や鳥の鳴き声で、目覚める朝や、焚火やアウトドア料理に魅力を感じておられる方が多かった印象です。
また、キャンプでの楽しみ方は人それぞれ、ルールやマナーを守りながら、自身がやりたいことを自由に楽しめるのが最大の楽しみであること、初めはシンプルに、ちょっとしたことでも楽しみが見つかるという点が共感を得られていたと思います。
芹江さんお勧めのキャンプ場の選び方は、水回りや管理人有無、オートサイト有無など、手軽さや安全面に配慮した内容で、具体的なキャンプ場の名前も上がり、有益な情報となっていました。

◼️4~5・7パート

4~5・7のパートは木村が担当致しました。
「衣・食・住」の「住」にスポットをあて、家=テント、寝室=シュラフ・マット、リビング=ファニチャーのように、参加者の方がイメージしやすいよう説明を行いました。
キャンプ専門店での勤務経験から、テントのタイプや適切な広さ、シュラフの適切な温度帯の見方、テントとチェア・テーブルの相性等、買って後悔しない道具選びの観点から実例を用いて説明させて頂きました。

短時間でしたが、今後参加者の方々が商品を選ぶ際に、シーズンやスタイルなど、リアルな使用シーンを思い浮かべながら商品選びができるようになったのではないかと考えております。
時事ニュースとして紹介した新戸キャンプ場での倒木事故や道志村での少女遭難事件などの、キャンプ関連のニューズに触れましたが、参加者の多くがご存じで、アウトドアに対する興味を感じました。周囲の安全チェックや管理人への確認など、取るべき行動について説明を行いましたが、より安全にキャンプを楽しんでいただければと願います。

キャンプ場マナーとして、直火禁止、消灯時間、楽器やステレオ使用、花火に関するのルール設定があることに触れましたが、当然ながら、ご存じ無い参加者が多く、これからチャレンジされる方への事前の啓蒙活動が必要だと感じました。

◼️6、設営教習

6の設営教習はメイン木村、サブ芹江さんにて進行いたしました。
事前に各自の保有するテント、メーカー様からお借りしたテントを展示し、準備を進めました。テントはタープ、サイズの異なるワンポールテント2種、ドーム型テントにワンタッチテントと、講習で説明したテントを全て展示しました。生地もポリエステルとポリコットンの2種を用意しました。

講習内容のおさらいができたこと、ワンポールテントやワンタッチテントの簡易的な設営は好評でした。
また、サブ的に行ったタープの張り方のアレンジ、ペグ・ハンバーの長さや素材、打ち方には興味を持たれる方が多かった印象です。講習会場内にも別途、それぞれの私物のシュラフやマット、チェア・テーブル等の展示を行い、休憩時間や講習前後の時間で、アウトドア用品補足説明を行いました。とても興味を示して頂き、講習終了後も話が尽きない状況でした。

以上、簡単ではありますが、開催報告をさせて頂きました。

《成人学校「はじめてのソロキャンプ」受講者感想》

  • 具体的なテント設置等々、大変参考になりました。
  • 大変参考になりました。講師の説明も分かりやすかったです。
  • 人それぞれだと思いますが、道具のことよりキャンプでの遊び方とかに焦点を合わせてのものと期待してました。
  • 丁寧に分かりやすく説明してくださり、(ソロ)キャンプについて少し身近になり、機会をみつけてチャレンジしてみたくなりました。どうもありがとうございました。
  • 楽しい時間をありがとうございました。
  • 火の起こし方、必要なアイテム(タオルなど)があれば細々と教えて欲しいです。
  • 用具の注意点が分かり、大変参考になった。
  • 大変参考になりました。ありがとうございました。日々進化するアップデート情報をネットでなく直に聞けると嬉しいです。
  • 経験も含めて。大変勉強になりました。これから防災のことを考えると、とても基礎的なことを勉強できて良かったです。一人でキャンプできるかはやはり大変だと思い
  • ましたが、自然を楽しむのにキャンプ行ってみたいです。
  • タープ、テント、実物を触って見る。とても勉強になりました。ありがとうございました。

(報告者)
木村淳志(当イベントのメイン講師、公認オートキャンプ指導者インストラクター)

  • キャンプ歴8年、登山歴13年
  • 妻・小学生の娘2人とのファミリーキャンプ。ソロキャンプ
  • 本職はアウトドア用品のバイヤー、MD(買い付けや企画・生産管理)
  • アウトドアショップでの販売経験もあり

芹江 雅貴(当イベントのサブ講師、公認オートキャンプ指導者インストラクター)

  • キャンプ歴:8年
  • 二人の子を持つ普通の会社員(SE)
  • 音楽フェスがきっかけでキャンプデビュー
  • 子供が小さいためファミリー(妻、娘、息子、犬)でのオートキャンプがメイン
  • 年4回ほど、家族を置いてソロキャンに行き、心身を整えている
  • 設営・焚火・料理をするのが楽しみ