キャンプ場売店販売実態調査2022

キャンプ場売店販売実態調査2022

■調査概要

  • 目的:全国キャンプ場の売店販売状況の把握
  • 実施期間:6月26日〜7月22日(約2週間)
  • 対象:全国のキャンプ場(公設および民間のキャンプ場)
  • 配布先:約900カ所(メルマガ:「JACビジネスレポート」へ登録のキャンプ場)
  • 回答方法:Webフォームによるインターネット回答
  • 回答率:約13.0%

2022年前半のキャンプ場売店の物品販売売上状況

半数がコロナ禍を通して、売上に「あまり変化はない」と回答。約25%が売り上げを伸ばしている。

宿泊キャンパーの売店購入度合い

約6割のキャンプ場では「3組に1組以上の利用者」が販売店を利用してると回答。

キャンプ場内で各種物品販売状

【基準】よく売れている:毎週末多数売れている。時々売れている:毎月複数個売れている。あくまで品揃え:1シーズンに1、2個売れるのが目標

薪・木炭、氷・水類は多くのキャンプ場で毎週末に多数売れているという回答結果に。同様に約2割のキャンプ場では酒・アルコール類、菓子・カップ麺類などが毎週末よく売れているという結果でした。
生鮮食品を扱っていると回答したキャンプ場は全体の約2〜3割。一方、調味料が毎月コンスタントに売れているという回答が約半数だった。
食器周りの回答では「毎週末よく売れる」と「1シーズンほとんど売れない」との回答が1割ずつあるという興味深い結果に。後者が売り方(展示方法)次第で販売を改善できるのではないだろうか。

「虫除け、虫刺され、応急処置用具」「マスク、ゴム袋、紙・衛生用品類」は「毎週末よく売れる」と「1シーズンほとんど売れない」が同等に近い比率に。こちらも陳列見直しやPOP作成などで販売を改善できるのではないだろうか。

「地産地消」「地域PR」「地域貢献」など地方の魅力発信に取り組んでいるキャンプ場は、想像したより少ないという結果に。

キャンプ場売店での販売代金の決済方法

約4割が「現金のみ」、逆に言えばすでに約6割のキャンプ場が「現金とそれ以外の支払い方法」が可能となっている。

オリジナルグッズに関する調査

約半数のキャンプ場が何らかのオリジナルグッズを販売もしくは来場記念として用意している。
オリジナルグッズ作成の目的として約半数がブランディングやPR・宣伝目的と回答。
送られてきたオリジナルグッズ写真(詳しくはこちらから)

回答いただいたキャンプ場にはより詳細な分析レポート、自由記述をまとめた資料の他、集計に使った生データを後日、別途共有させていただきます。今後、売店販売で実績をあげているキャンプ場の行動やデータを参考に他のキャンプ場にも追随していただき、業界全体の業績の底上げに繋がることを期待したい。
(日本オートキャンプ協会 事務局)