JAC公認指導者がダムの堰堤の下でソロキャンプイベントにサポート!

ダムの堰堤の下でソロキャンプイベント!ギア展示に、郷土料理に。

2020年12月5〜6日にかけて、奈良県下北山スポーツ公園キャンプ場で、ソロ・デュオキャンパー向けのイベント「ソロキャンプダムディズム」が開催!

企画・運営には、オートキャンプ指導者でもある私、佐久間亮介がサポートとして入った。オートキャンプ協会HPでの事前告知のおかげもあり、同じく指導者にも参加頂いた。

イベント会場は、ダムの壁が迫りくる絶好(?)のロケーション

奈良県の吉野地域、人口わずか800人ほどの地域にあるキャンプ場の「下北山スポーツ公園キャンプ場」が今回のイベント会場。

このキャンプ場は、池原ダムの堰堤(えんてい)のすぐ下にある、日本屈指のロケーションを誇るキャンプ場。

フリーサイトと区画サイト、オートロッジと多種多様なキャンプサイトや宿泊施設があり、かつ、徒歩圏内に温浴施設の「きなりの湯」があるのもありがたいところ。

そんなロケーションでのソロ・デュオキャンパー向けのイベントは、コロナ禍ということもあり、ソーシャルディスタンスを保ちながら、一部プログラムを変更して開催した。

アウトドアブランドの出展

アウトドアブランドでは、企画サポートをした私、佐久間がデザインしたガレージテントをはじめとしたtent-Mark DESIGNSやローベンスやスナッグパックのテントや、カモックの新作ハンモックの展示、flamesの焚き火台の販売、アウトドア好きに人気の帽子clef、ホーロー食器のplatchampなどが出展!

スナッグパックブースでは、寝袋早詰め競争イベントが開催されて、最速22秒で寝袋を収納した強者に同社の寝袋がプレゼントされた。

ほか、飲食関係では、地元奈良県より奥大和ビールが2種類の地ビールを販売、アウトドア☓コーヒー焙煎を手掛けるARGOコーヒーによる焙煎体験、埼玉県ときがわ町でキャンパー初心者向けの施設を運営するNONIWAは、ワインと混ぜるだけでホットワインが完成するホットワインMIXなどを販売。販売者である青木達也氏は、オートキャンプ指導者でもある。

下北山村からは、カレーやジビエ料理のおつまみの販売など、地元の方々にも参加していただき、いずれも大盛況だった。

GOROPIKAによる圧巻のファイアーパフォーマンス

さらに、パフォーマンス集団「GOROPIKA」によるファイアーパフォーマンスも展開。ダムの堰堤に太鼓の音が鳴り響き、独特な空気の中で繰り広げられたパフォーマンスに観客は息を飲み、この日一番の盛り上がりをみせた。アンケート結果を見るに、このファイアーパフォーマンスがとても印象的だと答える声も多かった。

翌朝は、郷土料理のふるまいを

翌朝、参加者全員に、開催場所となった下北山村の郷土料理のふるまいがあった。眼を見張るほど大きくて美味しいと言われていることから、その名がつけられたと言われている(諸説あり)めはり寿司と豚汁を提供。白いご飯を高菜で包むことも多いのだが、下北山村では春まなという葉物で包んで頂く。冬キャンプの朝は、焚き火の後処理やテントの乾燥など、何かと忙しいため、朝食の提供は非常に喜ばれた。

来年度も開催予定!

総勢約100名が参加した同イベント。来年も開催が検討されている。

非日常を楽しむキャンプ。ダムの堰堤という、珍しいロケーションでのキャンプは、さらに非日常感がまして、“非非”日常のイベントとして大盛況のまま幕を閉じた。


執筆者:佐久間亮介
JAC公認オートキャンプ指導者インストラクター
月間最高80万PVのキャンプブログ【http://camp-in-japan.com】 を共同運営。初心者向けキャンプ教室の講師やアウトドアメディアなどでの執筆、キャンプ場でのイベント運営なども行う。現在は、キャンプ場の開業に向け奮闘中。