2025年のキャンピングカー保有状況についての最新データをご紹介します。
■ キャンピングカー保有台数が過去最多に

自動車検査登録情報協会の調べによると、2025年3月時点のキャンピングカー登録台数は12万8,727台となり、前年より5,223台(4.2%)増加しました。
内訳は、
・自走式キャンピングカー:11万8,322台(前年比4.3%増)
・キャンピングトレーラー:1万405台(前年比3.3%増)
いずれも堅調な伸びを示しています。
■ 都道府県別の傾向
登録台数の多い都道府県は、
1位:北海道(1万1,789台)
2位:東京都(9,653台)
以下、埼玉県、神奈川県、愛知県と続きます。
一方、人口100人当たりの保有台数で見ると傾向は異なり、
1位:長野県(3.26台)
2位:北海道(2.32台)
以下、茨城県、栃木県、群馬県と続きます。
全国平均は100人当たり1.06台となり、2024年の0.99台から増加。
初めて「100人に1台」を超えました。
■ 販売現場の声(自走式)
茨城県などでキャンピングカー販売を行う「RVランド」阿部和英社長は、次のように話します。

「ハイエースの供給不足が続き、10台受注しても2台しか納車できない状況です。その影響でバンコンタイプの販売は伸び悩んでいます。
また、ベース車価格や材料費、人件費の高騰により車両価格は上昇し、10年前は700万円台から購入できたキャブコンも、現在は1,000万円超が主流です。
新車は中間層にとって手が届きにくくなり、中古車への需要が高まっています。
一方で、4,000万円を超える高額車両も、台数は少ないながら好調で、30代で起業し成功した若い世代の購入が目立つのが最近の特徴です。
課題はあるものの、2019年と比べれば横ばい〜微増で、長期的には決して悪い状況ではないと感じています。」
■ キャンピングトレーラーの動向
「インディアナRV」降旗貴史会長は、次のように語ります。

「資材不足の影響は落ち着きましたが、欧州からの輸送コストや円安の影響で価格は高止まりしています。
そのため、普通免許で牽引できる小型モデルが販売の中心です。自走式同様、ペット連れ需要が高く、今期からペット仕様モデルも導入しました。脱着可能なエアコンなど、メンテナンス性を高めた装備で価格上昇を補っていきます。
トレーラーは維持費が安いというメリットもあり、今後は牽引体験を通じて、その魅力を知ってもらいたいと考えています。」
■ まとめ
販売価格の上昇やベース車不足といった課題はあるものの、キャンピングカーの登録台数は着実に増加しています。
「100人に1台」という節目を迎え、キャンピングカーは今後さらに身近な存在になっていきそうです。今後の市場動向にも引き続き注目していきたいと思います。
