2024年秋冬営業状況に関するアンケートを全国キャンプ場に実施、回答いただいたデータを集計し、概要をまとめました。
(※アンケートに協力いただいたキャンプ場には別途詳細レポートと更なる分析用生データを共有させていただきます)
■調査概要
- 目的:全国キャンプ場の2024年秋冬営業状況
- 実施期間:12月1日〜12月20日
- 対象:全国のキャンプ場(公設および民間のキャンプ場)
- 配布先:約900カ所(メルマガ:「JACビジネスレポート」へ登録のキャンプ場)
- 回答方法:Webフォームによるインターネット回答
- 回答数:103キャンプ場(比率 公設66:民間37)
◾️今秋期間中(9月1日~11月30日)の平均稼働率

期間中の全国平均稼働率は25.5% 。前回夏期実施の際の期間中(7/1-8/31)の全国平均稼働率が20.4%だったことを考えると、夏の猛暑の影響もあるだろうが、利用者が季節を問わなくなっていることが伺える。
◾️今秋 期間中(9月1日~11月30日)の対前年収入実績(税込金額)

対前年100%を超えた合計は29.3%であり、こちらも前回調査の夏休み(前年100%超え合算21.1%)の結果を上回る結果となった。
◾️今秋 期間中(9月1日~11月30日)の対前年来場者人数

対前年100%を超えた合計は17.5%であり、前回調査の夏休み(前年100%超え合算16.6%)を大きくは変わらない結果となった。上記の収入が8ポイントも伸びた結果と同じく夏よりも稼働率がよかったという回答結果と合わせて各キャンプ場でも検証してみるとよいだろう。
◾️12月以降、新春シーズン(12月1日~2月28日)の前年比較予約状況

今冬の2月末までの予約進捗状況に関しては12月下旬の調査時点で、約1割がすでに前年超え、約3割が対前年8割以上の進捗という回答結果になっている。
◾️冬季営業の状況について

冬期の営業は約半数が通年営業をおこなっており、冬季閉鎖期間の短縮や実験的にはじめるという施設を合計すると、今冬は66%が冬期営業を実施するという回答結果となった。
◾️最近の冬季営業の影響について(記述)

回答いただいたキャンプ場には「公設・民間別」「各エリア別」に分解したグラフデータと自由記述をまとめた資料を後日共有します。
今後の秋冬需要獲得に向けた施策立案と実施判断材料としてもらえれば幸いです。
引き続き次月はアンケート後半のデジタル化およびインバウンドの状況について概要報告をお届けします。
(日本オートキャンプ協会 事務局)