コールマンインタビュー

コールマン2022年インタビュー

ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社コールマン事業部マーケティング本部ディレクターの根本昌幸氏に2022年の状況について振り返っていただきました。

  • 製品販売状況
  • キャンプマナー啓発活動
  • イベント状況

■2022年営業状況について

2022年に入って早々から購入熱が落ち着いて来ているという予兆はありました。
コロナ前からSNSやYoutubeからはじまったアウトドア・キャンプブームは盛り上がっていましたが、2020年・2021年のコロナ渦にあって屋外での活動なら感染リスクが少ないということから、テレビなどマスメディアなどでもキャンプに関する話題が連日取り上げられました。旅行観光や宿泊飲食業界が厳しく制限自粛される中で、三密になることを避けれられるキャンプがさらに注目され、これまでキャンプに縁のなかった層まで巻き込んで、ビギナー層までかなり裾野が広がりました。「おうちキャンプ」など自宅の庭でキャンプをしたり、コロナ禍以前からの野外フェス人気もあいまって、アウトドア量販店やホームセンター、ネットショプなど需要が増大し、低価格帯を中心に新規メーカーの参入も増えました。そんな活況と競争激化の中、当社をはじめ多くのアウトドア用品メーカーが先を見越して海外の工場へ大量の製造発注したと考えています。

コールマンでも「おうちキャンプ」ほか様々なスタイルを提案。
20〜30代の女性ユーザーが増えており、家でも使えるような道具や色使いをのモノを選んでいくという。

しかし今年に入ってGWごろから徐々に他の業種でも制限が緩和されはじめ、レジャーの選択肢がキャンプだけでなくなったことで、コロナ禍以前にはキャンプをしていないかった方の中にはキャンプから離れていたった層もあったようです。
流通在庫からメーカー在庫までアウトドア用品の過剰在庫状態は、年初にはじまって今に至るまで続いている状態で、この状況の解消にはまだしばらくかかりそうです。

■キャンプマナー啓発活動

「グッドキャンパーの心得」はキャンプ場の皆様からも大変好評をいただいています。キャンプ場のスタッフの方々もマナーに関して積極的に説明している中で「メーカーも言っているので・・・」と説明しやすいので重宝されているようです。たくさんのキャンプ場からデザインデータや告知物のお問い合わせをいただいています。

■イベント活動

長年、続けていますコールマンキャンプですが、昨年はコロナ禍でも申し込み倍率が1.3倍でたくさんの方に楽しんでkいただきました。
今年は東西2会場開催で準備したのですが、予約はあっという間に埋まってしまい東西会場合計700名に対して約2倍の申込倍率でした。


(聞き手)日本オートキャンプ協会編集部