レジャー白書2022〜オートキャンプ関連抜粋〜

レジャー白書2022〜オートキャンプ関連抜粋〜

「レジャー白書2022」(公益財団法人 日本生産性本部 余暇創研)
レジャー白書2022

調査研究や提言、実践活動により生産性向上をめざす公益財団法人日本生産性本部から「レジャー白書2022」が10月31日に発行された。
同団体の余暇創研から毎年発行されているもので、余暇活動状況について個人の意識や参加実態に関するアンケート調査および各業界の市場分析などを収録している。同書の「オートキャンプ」関する項目を抜粋し紹介する。

■参加人口と潜在需要

「レジャー白書2022」(公益財団法人 日本生産性本部 余暇創研)

参加人口で「オートキャンプ」は上位項目にランクインされることはなかったが、「潜在需要」(将来の希望率と現在の参加率の差から算出した、今後実現が期待される需要の大きさ)を見ると「オートキャンプ」は男女とも若年世代で10位以内に入っている。

男性では20代・30代の若者と50代で、女性では10代と20代でランクインしている。男女とも上位には「バーベキュー」や「ピクニック、野外散歩」など「オートキャンプ」に親和性の高い項目が並んでいる点も興味深い。

「レジャー白書2022」(公益財団法人 日本生産性本部 余暇創研)

「レジャー白書2022」(公益財団法人 日本生産性本部 余暇創研)
参加率、希望率の推移を見ると、2020年コロナ自粛でいずれも一旦落ち込んだあと、昨年2021年はコロナ前と比較しても同等(参加率)、もしくは上昇(希望率)してることが伺える。

■参加実態

「オートキャンプ」は年間平均活動回数6.7回。ドライブやピクニック・ハイキングの半分、遊園地・テーマパークの2倍相当という中間の位置付けになっているようだ。
1回あたりの費用は9,480円となっている。年間合計の平均額は63.5万円と、海外旅行と国内旅行についで高い金額となっている。
「レジャー白書2022」(公益財団法人 日本生産性本部 余暇創研)
男性で10代〜30代が4.5ポイント以上と高く、女性も30代が高い傾向にある。

■市場規模

「レジャー白書2022」(公益財団法人 日本生産性本部 余暇創研)
「登山・キャンプ用品」が歴代最大規模という結果に。前項の消費実態における年間平均費用中の「用具等」では「オートキャンプ」が30.8万円、「登山」が15.3万円と、昨年はこの分類でのオートキャンプ用品が市場規模に与える影響が高かったと推察できる。

出典:「レジャー白書2022」(公益財団法人 日本生産性本部 余暇創研)

レジャー白書2022(巻頭要約)
レジャー白書2022(プレスリリース)