年頭所感2022

キャンプ業界の皆さまへの新年のご挨拶

会長 明瀬一裕

明けましておめでとうございます。

新型コロナウィルス感染は、発生から2年あまりたった現在もなお新たな変異株を生みだし続け、いっこうに衰えるけはいを見せていません。そんな状況の中で、オートキャンプは異例ともいうべき活況を呈しています。キャンプ用品の推定市場規模は2020年に876億円に達しましたが、これは1996年オートキャンプのバブル期に記録した760億円を四半世紀ぶりに上回る金額です。

オートキャンプが盛んな理由の一つとして、度重なる緊急事態宣言により外出が制限され、かえって人々のアウトドア志向を喚起しことが挙げられます。これまでキャンプをしたことのない家族がテントを買って自宅の庭やベランダで「ミニキャンプ」をする。その様子はSNSで配信され、さらにマスコミもテレビや新聞、雑誌などで取り上げられました。その結果、これまでオートキャンプとは無縁だった多くの人々の関心を呼び起こすことになりました。

もう一つの理由として、コロナ禍にあってオートキャンプは安全・安心なレジャーであることが認知されたことが挙げられます。公共交通機関を使わず自家用車で移動し、キャンプ場では広い屋外の空間で個人や家族単位で楽しむオートキャンプは、三密(密閉・密集・密接)になりにくいレジャーです。キャンプ場も管理棟での受付を家族の代表一人に制限したり、サイトの間隔をあけるなど徹底した感染防止策に取り組んでいます。

当協会はオートキャンプを安心して楽しんでいただけるよう、2020年6月に新型コロナウイルス対応ガイドラインを発表して以来、そのときどきの感染状況に応じて版を重ねてきました。昨年は、感染症の専門家の知見も取り入れて「オートキャンプ場における新型コロナウイルス感染症感染予防ガイドライン」を策定し、ホームページに公開しました。

一方、コロナ禍は国民生活のデジタル化を加速しました。三密回避、外出自粛、ソーシャルディスタンスなどの制約下で、人々は新しい生活様式への移行を余儀なくされています。その中核となるのがIT技術を活用したデジタル化です。いまやオンラインで会議やミーティングをしたり、スマートフォンで商品を購入・決済したりすることがごく普通のことになっています。このような時代の流れを受けて、当協会も今年からデジタル会員証を導入するとともに、キャンプ場検索サイト「キャンナビ」のデータを会員自身が更新できるようにセルフ入力システムにします。これにより常にキャンプ場の最新データが表示され、正確で迅速な情報伝達とコミュニケーションが可能になります。

当協会は従来のホームページに加えて、メルマガ、フェイスブックなどIT化を進めてきましたが、今後はキャンナビとデジタル会員証を軸に、これらを有機的に関連づけて個人会員と団体会員相互の利便性を向上させていく所存です。

一般社団法人日本オートキャンプ協会

会長 明瀬 一裕