JACオートキャンプ指導者が顧問をする高校アウトドア部の活動を報告②

JACオートキャンプ指導者が顧問をする高校アウトドア部の活動を報告②

高校教諭でアウトドア部顧問をしているJACオートキャンプ指導者からコロナ禍のアウトドア部の活動の様子を報告いただいた。
ゆるキャン△を筆頭に、一気にキャンプブームが到来したが、高校生のリアル「野クル」は何を感じ、どんなことを考えているのだろうか。


コロナ禍でのキャンプにおける衛生管理問題について②

武蔵越生高等学校 アウトドア部
顧問 坂本皓正(公認オートキャンプインストラクター)

  1. はじめに
    新型コロナウイルスの影響により、外出自粛が要請されていますが、キャンプや自然指向の需要が急激に高まりました。当初は三密を避けられると思われていましたが、キャンプ場にも営業自粛などのコロナウイルスの影響がありました。
    そこで私たちは、活動の中心として昨年何度も利用させていただいていたBIO-RESORT HOTEL & SPA O Park OGOSE(株式会社温泉道場、以下、同施設)様を事例に、我々キャンパーができる衛生管理の方法について考えました。
  2. 新型コロナウイルス感染症が拡大する今、野外に出るときの5つのガイドライン
    現在、29のアウトドア関連企業、ブランドが会員として参加する一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン(CAJ)からは以下のような5つのガイドラインをアウトドア業界全体を通して呼びかけています。
    1)まわりの人々の健康と安全を脅かさないこと。
    2)戸外に出るときは、他者との安全な距離を保つこと。
    3)家の近くにある自然を楽しもう。
    4)ケガや病気をしないように慎重に行動しよう。
    5)休業、休園、閉鎖、中止をリスペクトしよう。

     今回も前回に引き続き、学校から最も近くにあり、かつ、自然の豊かで越生町のトレイルランコースなども作られている同施設において、キャンプを行うこととしました。
    ガイドラインについて、詳しくはこちらから☞ https://outdoorconservation.jp/news/1533
  3. 同施設の新しい取り組み
    1年前には考えられませんでしたが、今でこそ当たり前となったこれらの感染症拡大防止策についても、しっかりと対策をされているので、安心して利用できます。同施設の詳しい感染防止策については、前回ご紹介させていただいているため、今回は割愛させていただきます。
    またユニークなチェックイン方法として、日本初のパラグライダーチェックインサービスの提供を開始しています。このプランは O Park OGOSE から車で 10 分ほどの「スカイパーク毛呂山」にて、パラグライダーの事前レッスン、ご自身でのフライト、その場での宿泊チェックイン手続きを実施するというもの。三密を回避した新しい宿泊のアウトドア・アクティビティとして提供いたします。
    公式HPはこちらから☞ https://opark.jp/
    パラグライダー・チェックインについての詳細はこちらから☞ https://opark.jp/2056/
  4. 新型コロナウイルス感染症とキャンパーの衛生管理意識
     2021年5月1日、フリーテントサイトをお借りし、デイキャンプを行わせていただきました。この日は日中にトレイルランを行い、その後夕方からキャンプというスケジュールでした。しかし、夜は天気の急変により予定を切り上げ、荷物を翌日撤収という形にしてその日は帰宅しましたが、準備、調理などに至るまで、感染症対策を心掛け、活動を行うことができました。  
フリーテントサイトは通常よりも区画を余分に借り、極力密集しないよう、分散しての活動となりました。顧問は大学で食品科学科に在籍していたこともあり、衛生管理、調理過程などには充分に注意を払い、監督しました。

〈私たちが今回取り組んだ衛生面の対策〉
①不必要なものと必要なものを区別して処分する。
・テーブルの上に不必要なものが置いてあったり、まだ使えるものを処分してしまったりすると、必要なものがすぐに使えなくなってしまうなどの恐れがあるため、適宜分別。ごみは同施設の規定に従い、処分しました。
②決められた場所に物を管理する。
・作業というのは、決められた場所に物を置くとスムーズに進みます。食中毒防止の観点からも、食品や調理器具なども所定の場所に置き、活動をしました。
③清潔に保つ
・生肉を取り扱う場面が多かったので、アルコール消毒をこまめに行い、清潔に保ちました。
④後片付け
・新型コロナウイルス感染予防のため徹底したと清掃と、次回に向けての片づけ、点検整備を行いました。

今回のキャンプは、1年生が初参加で分からないとこが沢山ありましたが先輩方の助言を受け全学年楽しめたキャンプだったと思います。コロナ禍におけるキャンプ場の衛生管理問題についてはどのような事ができるのか考えながら行動しようと思いました。
 これからいよいよ、キャンプシーズン真っ盛りになります。皆様へよりよい報告ができるよう、活動に励もうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
※日本政府の最新の方針は、厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルス感染症について」を参照してください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

文責:1年 梅谷祐那、清野慶一郎、高橋由里、渡辺愛凜
校正:坂本皓正


(あとがき)
私が顧問を務めているアウトドア部では、新年度が始まり、新たに高校1年生17名を迎え、高校2年生3名を含む計20名で活動しています。これまでは、様々なアウトドア活動を通じて体力の錬成や、シーズンスポーツの体験などで、教育的活動としてのアウトドアではありませんでした。しかし、このコロナ禍で活動をするにあたり、「衛生的に守られた、しかし最高に楽しめる」アウトドア活動を考え、部員たちと一緒になり、実践しています。
 2021年5月1日に、「コロナ禍におけるキャンプ」とテーマを決め、実際に活動を行いました。この日、生憎夜は悪天候に見舞われましたが、生徒は楽しく活動を行うことができました。そして、活動を通じて、「キャンパーが意識するべき衛生管理」とは何か。1年生には今後、実践する中で探していく課題として、今後も活動を続けていきます。今後とも、武蔵生越高等学校アウトドア部の活動をよろしくお願い致します。
本校アウトドア部のページは ☞ https://www.musashiogose-h.ed.jp/topics/1910/

記 (JAC公認インストラクター)坂本皓正

前回報告はこちらからご覧になれます。