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2016年(平成28年)4月15日第242号 ( 6 ) 皆様、こんにちは!そして、はじめまして。 私、須藤彩子(すどうあやこ)と申します。今年度4月より、岐阜県飛騨市神岡町の「山之村キャンプ場&夕顔の駅(カフェと観光案内所併設)のマネージャーとなりました。 「神岡町」といえば、昨年ノーベル賞をとったカミオカンデがある学者の町。そこから更に山道をひたすら上がっていった標高1000mにある自称「日本のシベリア」とも呼ばれる山之村。 そう、この地こそ私が4月より新しい暮らしをはじめた〝我が家?でございます。 「こんな山奥に、人が住んでいるはずがない」と道中、不安になるほどの山奥。宇宙に近いといわれる天空の村。にほんの里100選にも選ばれた〝里山?…。ることがありますので注意が必要です。 車内のガソリン携行缶から流出した事故 乗用車の助手席足元に金属製の携行缶(20L ) に入れたガソリンを保管していました。車内の温度はかなり高温になることもあり、携行缶は内圧上昇による膨張のため、変形し底部の亀裂からガソリンが流出(写真1)しました。 車内のフロアカーペットにはガソリンが浸み込んでいるため、エンジンを始動することで火災になる危険性がありました。ガソリン携行缶の正しい取扱いについて 平成25年に起きた福知山市の花火大会での事故では、ガソリンを入れた携行缶が温められ、その後、屋台で調理器具を使用している付近でフタを開けたため、内圧の高まった携行缶からガソリンが噴出し、火災となりました(写真2)。ガソリンを入れた金属製の携行缶を使用する際には次の事項に注意する必要があります。 ①ガソリンを入れた携行缶は高温になる場所に置かない。※ ②ガソリンを入れた携行缶は換気の良い場所で保管する。 ③携行缶からガソリンを移す場合は、火気のない場所で行う。 ④試験に合格した携行缶を使用する。※高温になってしまった場合は、常温になるまでフタを開けない。 おわりに ガソリンはセルフスタンドの普及等により大変身近に感じられますが、性質上危険であることに変わりありません。これを読まれている皆様にはガソリンの危険性や携行缶の特徴を十分にご理解いただき、事故の未然防止のため、安全な携行缶の使用方法を遵守していただきたいと思います。 なお、危険物に関して何かご不明な点がありましたら、遠慮なくお近くの消防署にご相談ください。 なぜ、都会の小娘がトーキョーのど真ん中から地球の果てへ移住することを決意したのか?そこで、どんなビジョンを持って暮らしていくのか?私の拙い言葉ですが、数回にわたって皆様にお伝えしたいと思います。 ストーリーの始まりは震災が起こった2011年。人やモノ、情報が溢れかえった雑踏の中、育ってきた私が、秘境「山之村」と出逢い、人生の価値観が180度変わった年です。 「岐阜に引っ越してみないか?」。この言葉が新社会人として就職して3カ月にならない頃、恩師の言葉に迷わず頷き、土地勘も親戚もない飛騨市神岡町へ足を踏み入れたきっかけです。 里山に暮らす人々の背中、厳しくも美しい自然と隣り合わせながら「知足常楽」に、心豊かな暮らしをしているその生き様、…。すべてが私の心に、静かに、しかし強く響いたのを今でも覚えています。 岐阜県の地域活性化の仕事として1年過ごした後、心苦しくも山之村を離れることになりましたが、いつも心のど真ん中に山之村がありました。 そんな中、昨年足を運んだ際に「経営も厳しく責任者も歳ということもあって、山之村キャンプ場がここ数年で閉鎖してしまうかもしれない」という情報が耳に入ってきました。あの1年で、皆さまから頂いたものに対して(あくまでも物質的なものではなく、お心)微力でも自分にできることをしたい。自らも里山の暮らしを実践し楽しみながら、来て下さる方とその感動を共有したい。その想いが決意となり、また「少しでも可能性があれば変わりたい。変えよう。」という関係者の気持ちも重なり、私が新マネージャーとして、リニューアルすることになりました。 リニューアルといっても、大々的に新しい建物を作るなどハード面ではなく、ここでしか味わえない〝山之村時間?をより楽しんでいただけるよう、等身大のおもてなしを企画中♪。写真1 携行缶底部の亀裂からガソリンが漏れている写真2 温められた携行缶からガソリンが噴出す様子写真3 金属製携行缶に貼られている注意書きガソリン携行缶の 安全な取扱いについて東京消防庁予防部危険物課はじめに ガソリンと聞くと自動車の燃料を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、ガソリンは自動車の燃料以外にも、非常用発電機やアウトドア用ランタンの燃料としても使用されています。ガソリンは、私たちの生活と密接な関係にありますが、引火しやすいことから危険物第四類第1石油類に分類されており、貯蔵、取扱いには厳しい規制がかけられています。このガソリンを運搬する際には、金属製の携行缶を使用しますが、不適切な使用方法等により事故に至知っておこう!自然の知識より安全に楽しむためにキャンプは自然の中で楽しむレジャー。そのため天候をはじめとした自然の力に状況は大きく左右されます。天候をはじめとした自然の知識を身につけるのもキャンプの魅力の一つ。大雨や強風など天候が急変した場合は、自分だけは大丈夫と思わず、撤収や避難するなど臨機応変な対応も必要です。真っ黒い雲や、雷が近づいてくる。急に冷たい風が吹いてくる。こんな兆候に気が付いたら、安全な場所に避難するなど、素早い対応を心がけましょう。気象庁のホームページ「急な大雨・雷・竜巻から身を守ろう!」では天候の急変時などに対応するためのビデオが見られます。http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/cb_saigai_dvd/index.html気象庁のホームページ「急な大雨・雷・竜巻から身を守ろう ! 」美しい自然を楽しみ、触れ合うのがキャンプの魅力。そして、その自然とのつきあい方を知ることもキャンプの楽しみのひとつです。