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Auto Camp

第235号(2)2015年(平成27年)9月15日宝くじからキャンプまで、様々なレジャーの動向を調査・分析する「2015レジャー白書」(発行・日本生産性本部)が発表された。多くのレジャーの中でオートキャンプの潜在需要は前年の8位から9位に後退したが男性合計では、前年同様の5位に、また女性では前年は上位10種目に入っていなかったが、14年は30代で8位に入るなど潜在需要が高いことが示されている。また、参加人口上位20位には、昨年の圏外から20位に「ピクニック・ハイキング・野外散歩」が入っており、一番身近なアウトドアの種目が上位に入ったことが注目される。レジャー全体でも、野外散歩の他、ウォーキングや買い物など、「歩く」レジャーに人気があつまっていることが指摘されている。時間は上向き支出は下向き14年の余暇環境は余暇時間が、前年より「増えた」とする人は19・5%で前年と同じ割合となった。この割合いは09年の24・2%から4年連続して低下していたが14年に下げどまった。「減った」とする人は21・5%で前年より1・6ポイント低下した。「増えた」から「減った」をひいた値を時間的なゆとり指数とすると過去20年ゼロを下回っており、09年以降低下傾向にあったが14年はやや上向きとなっている。余暇支出は「増えた」が0・8ポイント下回って22・5%となり3年連連続で低下。「減った」は前年を0・4ポイント下回る25・5%となっている。余暇時間と同様の指数を見るとマイナス3・0ポイントで14年は低下傾向となっている。また、14年は消費税が5%から8%に引き上げられた他、レジャーに関する話題では、「アナと雪の女王」などの映画や「ハリーポッター」のエリアがオープンしたユニバーサルスタジオジャパンなどが話題となった。富岡製紙工場が世界文化遺産に登録されたことも注目された。軽アウトドアの種目に注目参加人口の上位種目を見ると1位が昨年同様国内観光旅行だったのに対2015レジャー白書軽アウトドア「ハイキング」が20位に外で使えるアプリケーション2015レジャー白書・発行・日本生産性本部・7000円(税別)。山や森だけでなく、普段通っている通勤路でも目に留まる樹木。しかし、毎日見ている木でも実は名前がわからないものが多くないだろうか。そこで今回は、登山やハイキングのときはもちろん、普段から使用できる、身近な樹木の情報を集めた「樹木図鑑」アプリを紹介しよう。これには約100種類の樹木が登録されており、そのひとつひとつに全体・葉・実・花・樹皮の写真がわかりやすく載っている。さらに、どのような場所に自生しているかなどの簡単な解説が閲覧できる。何の樹木かわからず調べたい場合は、分類・樹高・葉序の情報を入れると、候補の木が列記される。使い方はとてもシンプルで、スマートフォンに不慣れな人でもわかりやすい。暑さも和らぎ、散策に適した季節。まずは近場から携帯電話を片手に、のんびり散策するのもよいだろう。アプリ名:シンプル樹木リスト料金:無料iPhoneアプリ、アンドロイドアプリシンプルでわかりやすい「樹木図鑑アプリ」ソトアプリ写真は大きく見やすいァミリー層を多く含む30代女性でも参加希望種目の上位にオートキャンプが入った。また、女性の中でピクし、2位は昨年のドライブが外食に、3位は外食から読書になりドライブは2位から4位に下がった。上位40種目の中でアウトドア関連の種目は9位ウォーキング(前年11位)、20位「ピクニックハイキング・野外散歩」(前年24位)、21位にバーベキュー(前年同位)が入っており、ピクニック・ハイキングの上昇はアウトドアの種目として注目される。女子潜在需要戻るこれからその種目に参加したい「希望率」、実際に参加している「参加率」の差を希望があるがまだ実現していない(今後実現が期待される)需要の大きさを潜在需要とする。その潜在需要ではオートキャンプは総合で9位にランクされた。性年代別の潜在重要の順位を見ると男性では、10代?70代まで全てにオートキャンプが10位以内に入った。前年は60代、70代では10位以下となっており、シニア層へのオートキャンプ人気が高まっていると見ることができる。各年代の順位を前年と比較すると、10代が10位から7位に。20代3位から5位、30代6位から4位40代5位から9位、50代は8位から10位、60代では10位以下から9位、70代も10位以下から8位となっている。潜在需要の順位の下降は、潜在的に参加希望していた人が実際に参加した事と見ることができる。女性の潜在需要を見ると30代で8位に入っており、女性の潜在需要の中では一年ぶりにオートキャンプが10位以内に入っている。その他の年代ではオートキャンプは入っていないが10代女性の4位に「ピクニック等」。20代では3位にバーベキュー、9位にピクニック等。40代は4位にバーベキュー、10位にピクニック等。50代は6位ピクニック等、10位にバーベキューと殆どの世代で、簡単に楽しめるアウトドアの種目が挙がっている。キャンプが3位の韓国コラム欄では日韓の余暇時間のレジャー特性の違いが取りあげられている。韓国で「休暇中に行われた具体的なレジャー」では1位が温泉・海水浴、2位が自然名勝及び風景鑑賞で、3位には「国内キャンピング」が入っている。旅行のテーマの中で増えているのかを調査した「旅行テーマの推移」では、アウトドアに関連する項目が上位となっている。06年の調査で3位に「大自然の魅力を味わう旅」4位に「アウトドア体験を楽しむ旅」が14年の調査でも同じ順位となっており、旅行のテーマとして「アウトドア」や「自然」は根強い人気を持っていることが表れている。参加余暇活動は当然の事ながら誰でも簡単に参加できる種目が上位となるため、参加種目の40位内にオートキャンプは入っていない。一方で潜在需要としては、全ての世代の男性がこれからやってみたい種目に挙げ、フニック等が60代までのいずれの世代に入っている様子は注目される。オートキャンプは車やキャンプ道具が必要など何もないところからは始めにくい種目であるが、近年、キャンプ場側ではコテージなどの宿泊施設の増加やキャンプ場でのレンタル用品の充実。用品メーカーでは、初心者でも簡単に使える用品や購入しやすい入門セットなどを販売するなど、始めるまでのハードルは、確実に下がっている。性別を問わず多くの世代がアウトドアに興味を持っている今日、生活の身近にあるアウトドアから、キャンプ場を含めたアウトドアフィールドに誘う工夫が必要とされている。(編集部)ピクニックにも使えるオシャレなアウトドア用品も増えている。