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( 3 ) 2014年(平成26年)3月15日第217号 この数年、車中泊がブームとなっていますね。オートキャンプ白書2013によると、キャンピングトレーラーについても、その輸入台数が2010年を底に上昇傾向に転じているそうです。多くのキャンパーにとって、キャンピングカーが憧れの存在であることは間違いありません。 私は現代的なキャンピングカーよりも、レトロなものに心惹かれます。残念ながら、日本ではこれらのレトロなキャンピングカーやバンを見ることは極めてまれです。そのため、こうした車については、いつもインターネットや海外の雑誌で、眺めるばかり。 そこで今回は、海外ならではのユニークなキャンプ用車両の雑誌を紹介してみたいと思います。まずひとつめは、英国の雑誌「VWキャンパー&バス」。これはフォルクスワーゲン(VW)タイプ2の専門誌です。雑誌にもかかわる私は、毎号1つの車種でよくネタが尽きないものだなと感心させられます。 誌面ではこのバスに乗って、旅行やキャンプに出掛けている人たちを紹介。そのほかに、各種パーツやカスタムグッズなどが掲載されているのでこの車種のオーナーには必読書となっているのかもしれません。 また、この雑誌では、フォルクスワーゲンのビンテージカーが集まるイベントなどを催したりもしているようです。 そしてご紹介したい雑誌がもう1つ。それはアメリカの40年代から60年代の古いキャンパーズトレーラーを紹介する「ビンテージキャンパートレーラーズ」です。こちらは隔月刊。日本では、こうしたトレーラーもキャンピングカーとひとくくりにされていますが、ここでいうキャンパートレーラーとは、自走する仕組みがなく牽引される小屋状の車両を意味しています。ここでも、掲載されているのは個人所有の車両。みなさん、自慢の1台をカラフルに塗装したり、収納式のテント部分をかわいらしい柄の生地に張り替えたりと、実に熱心です。 この2つの雑誌は、ともに雑誌のほか、公式ホームページやフェイスブックを通じて情報を発信しています。こちらからも、愛好家の様子を見ることができて、非常に楽しめます。多くの日本人にとって、キャンピングカーを維持するのは簡単カワタツヨシ/メンズファッション誌を中心に編集・執筆を行う。2011年春から、キャンプ空間をスタイリッシュに演出する楽しみ方、「ビューティフルキャンピング」を広めようと活動中。http://beautifulcamping.net/http://www.facebook.com/BeautifulCamping 本紙1月号で北海道の観光地周辺のキャンプ場で訪日外国人キャンパーが増えていることをお伝えした。 これまでキャンプ場を訪れる訪日外国人といえば、団体旅行でバスなどを利用してコテージに泊まるスタイルが中心だったが、昨年の訪日外国人キャンパーの特長はレンタカーを借りて、キャンプ用品を持参する個人キャンパーが増えたことである。 そこで北海道全体で訪日外国人のレンタカー利用の推移を見て見ると大きく伸びていることがわかった。その推移をあらわしたのが左のグラフ(北海道地区レンタカー協会連合会調べ)。 この4年間の推移を見ていくと東日本大震災が起こった11年を底に、12年にはほぼ平年並みに戻し13年の12月の時点で約50%増という伸びを示している。 利用国別をグラフにしたものが左の円グラフ。香港が50%を超え、圧倒的に香港の利用者となっている。同連合会によると、その他中国、韓国、タイ、マレーシアなどの利用があるが、中でも昨年夏から、訪日の際にビザを取得することが免除になったタイ、マレーシなことではありません。また、古い車両を維持することは、税金などの面で冷遇されているようです。ですが、今後、キャンピングカーは、さらなる盛り上がりが期待されるだけに、こうしたレトロな車両の楽しみ方を知っておいてもよいのではないでしょうか。VWキャンパー& バスと、ビンテージキャンパートレーラーズのfacebookページより。Facebook上での「いいね」(ファン数)は前者が約96600人、後者は約35000人となかなかの人気ぶりです。3 12キャンプスタイルや価値観の広がりカワタツヨシその?海外のキャンピングカーマニアは個性派揃い!アは大きな伸びを見せているという。こうしたビザの免除の他、円安の影響もあり、訪日外国人の個人旅行が増えているとみている。 国内でもレンタカー これまでキャンプは自家用車を使うことが多くキャンプ場で、レンタカーの「わナンバー」をみることは極めてまれだったが、近年そうした車の使い方も大きく変わっている。キャンプ場の人の話でもレンタカーで訪れる人をよく見かけるようになったという。50,00045,00040,00035,00030,00025,00020,00015,00010,00050,00002002年2003年2004年2005年2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年2013年2014年14,00012,00010,0008,0006,0004,0002,0000会員数(人)車両台数(台)特に若い人を中心にレンタカーでキャンプに行く人が増えており、今後もキャンプにおけるレンタカー需要は伸びることが予想される。 また車を所有しないという意味で同じシステムのカーシェアリングは、10年から台数、会員数とも大きく伸びており、14年現在で1万2373台、会員数は46万5280人となっており、今後こうした、自家用車以外の車でキャンプ場に向かう人達の需要は高まると見られる。その他4,603台香港5,436台北海道の外国人への貸し出し件数の推移2012年度国別レンタカー貸し出し件数国内のカーシェアリングの台数と会員数の推移(北海道地区レンタカー協会連合会調べ)(交通エコロジー・モビリティー財団調べ)(北海道地区レンタカー協会連合会調べ)キャンプとレンタカー 訪日外国人に若者も 16,00014,00012,00010,0008,0006,0004,0002,0000(台) 2010年度2011年度2012年度2013年度12月時点10,3936,40810,03914,421